「業界経験」は足を引っ張る説
とても腹落ちする記事。
newspicks.comある業界でのイノベーションは、その業界にずっといた人ではなく「先入観」を持たない別の業界の人が飛び込んだときに起きるのもそうですね。
出版マーケティングにおいてイノベーティブな手法で結果を出したお笑いコンビ キングコング 西野亮廣さんもその例。
冒頭で紹介した記事の以下が第一原理思考の根幹です。
ポイントは、自分のつくっているものに対する先入観を取り除くことにある。
その意味では、継続的改良とは対極にある。すでに存在するものの上に構築するのではなく、アイデアを基本要素に分解し、別の方法で問題を解決するにはどうすればいいかを考える思考だ。
特定の業界にずっといると「先入観」で「できない理由」が先に頭に浮かびがち。
宇宙輸送企業スペースXと電気自動車メーカーテスラ両社のCEOイーロン・マスク。彼が宇宙産業で長らく仕事をしていたら「再利用ロケットがだめな理由」ばかりが頭に浮かんで行動を起こせなかったのかもしれません。
記事中では、そうした先入観を脱する方法として以下のような「第一原理思考」の実践を提案しています。
1.業界や製品が抱えている課題・構成要素を分解する
2.要素が分解されるとその業界とは関係なくなる
3.分解した要素を、類推ではなく物理の法則など「命題」で捉え直す
4.そうすると「先入観」も払拭可能
わたしたちも「先入観」にとらわれず第一原理思考で仕事をしていきたいですね。