松下幸之助「水道哲学」がシェアリングで実現する件
こちらの記事、シェアリングが浸透し続ける背景をうまくまとめてあります。
消費者が所有権よりも利用できる権利を、資産よりも体験を評価する時代に入りつつあることを示唆
所有権よりも利用権。資産よりも体験。記事中の上記部分で指摘されているように、利用権や体験の快適さを私たちは知ったわけです。サブスクリプション映像配信サービスNetflixや、サブスクリプション音楽配信サービスSpotifyを使うことで…。
とすると当然「コンテンツ以外も『利用と体験』でもういいんじゃない?」となりますよね。カーシェアリング・自転車シェアリングしかり。
「『何かを所有』するために血(戦争)や汗(労働)が流された時代があったそうじゃ」とむかし話で語られる時代は遠くなさそう。
ムダな血や汗を流さないで安価に体験を享受できる世界。それはきっと素敵なこと。
大手家電メーカーPanasonic創業者 松下幸之助の経営哲学「水道哲学」が目指した以下の世界がついに実現するといえるのですから。
産業人の使命も、水道の水の如く、物資を無尽蔵にたらしめ、無代に等しい価格で提供する事にある。それによって、人生に幸福を齎(もたら)し、この世に極楽楽土を建設する事が出来るのである。