ポスト投函から見える気持ちのいいUX
こちらの記事。NewsPicksで1100Pick以上とバズってました。
note.mu「20代女子はポスト投函好き」とする記事です。2つの配送方法のどちらが好まれるかというもの。
【A】しっかりした箱に入れられ、手渡しの宅配便で送られる
【B】封筒に入れられ、ポスト投函のメール便で送られる
20代女子は【B】を好むとしています。女子としては、
- 荷物を受け取るためだけに化粧をするのが面倒
- 見知らぬ配達員にドアを開けたくない。怖い
という理由もありますよね。
ですが、化粧をする必要がない&見知らぬ配達員が怖くないオッサンの私も圧倒的にBがいいです。
なぜなら、ダンボール箱詰めで商品を送りつけられる面倒がECを使ううちに重圧となるから。
たとえばある日、私の自宅に送られてきたダンボールの数々を御覧ください。
写真に写っているだけでも9箱。この日更に3箱届いたので合計12箱です。これらの箱を潰し続けて紐で縛っているうちに「これはなんの罰ゲームだろう…」という気分に。
他方、こちらをご覧ください。
このように、UNIQLOオンラインストアから「OPP袋」で発送されていたことを知った時とても感動しました。
これらがショートカットされるとUX(ユーザー体験)は大幅に向上します。
だって、ユーザーが望むのは商品から得られる体験です。ダンボール箱と格闘する体験など誰も望んではいないのですから。
UXを向上させたいと考えるEC界隈の皆さま。話はカンタンです。「壊れ物でない小物を封筒でのポスト投函扱いにするだけ!」これで貴社サービスのUXは劇的に向上します。
優れたUXとは、ユーザーが望む体験をユーザーが迷わず&面倒なく享受できるようにお膳立てしてあげること。
それを痛感させるのがECにおけるダンボール問題なのです。