【飲食店】来店客の個別属性と注文を紐付けて分析できるRetty Orderの可能性
実名口コミグルメサービスRettyが、飲食店内テーブルからのオーダーをRetty Orderとして展開開始という記事。
自分のスマホで店内の座席から注文というお店。都内でもチラホラ出てきています。
わたしが体験したのは以下2つ。
後者のO:derは注文だけではなく決済まで来店客自身のスマホで済ませられます。中国で普及しているテーブルオーダー&テーブル決済と同じ。レジさえ不要になりますね。
来店客のメリット
- 誰が触ったかが気になる備え付けのメニューやタブレットを触らずに済む「コンタクトレス」需要
- 複数人数での会食時にテーブルの反対側など遠くにあるメニューをとってもらう必要がなくなる「1人に1つのメニュー」の快適さ
わたしが体験して感じたのは【1】。アフターコロナ時代には【2】のメリットも感じられそう。
店舗側のメリット
冒頭のCNETの記事や RettyOrder [レッティオーダー]にあるように…
- メニュー改定のたびに印刷し直しor手書きしなおすコスト削減
- オーダーを取る作業の無人化→ホールスタッフの省人化によるコスト削減
- テーブルごとのタブレット導入などの負担もナシ
- Rettyで登録されている顧客属性と注文されたメニューを紐付けた分析&マーケティング活用
Rettyのオーダーシステムの利用料は月額15,000円〜。
【4】の、「顧客属性と注文されたメニュー」を紐付けたメニュー開発やマーケティングへ活用できるなら月額15,000円でも飲食店側にとってもメリットはありそうです。
- これまでのPOS分析:(複数客の場合)会計全体の日時や注文内容の取得のみ
- Retty Order:1人1メニューでの注文ゆえに、一人ひとりという粒度で注文と属性(性別・年齢等)を紐付けての分析
販売データの粒度が大幅にUp。どのメニューがどの属性の顧客に刺さったかというデータはメニュー開発に活かせそうです。
新メニュー開始時に似たメニューを注文していた顧客へ再来店を促すマーケティングにも使えそう。